・人の粗探しは得意な人
最近、Twitter上で話題になっている「食べログ3.8問題」って知ってますか?
「食べログ」ってサイトはご存知だと思うのですが、飲食店などの口コミを集めるサイトですね。
「食べログ3.8問題」っていうのは、口コミの評価を星の数で評価してるんですけど、「評価3.8以上は年会費を払わなければ3.6に下げられる」という運営者側のやり口が許せないってことなんですね。(お金で評価を買うようなシステムですね)
こういう事を聞かされたら、誰でも
「食べログサイテー」
「食べログの評価は信用できない」
「もう食べログなんて見ない」
という感情を持つと思います。
でも、ちょっと待って下さい。
あなたも同じようなことしてませんか?
人のことなら気づくのに、自分のことには気づけない
「食べログ3.8問題」の真偽をここで追求することはしませんが、真偽に関わらず、こういうニュースを見るとほとんどの人が「この会社信用できない」という反応をすると思います。
でも、僕がこの話題をブログで取り上げたのは、同じようなことをしている営業マンが結構多いと思ったからなんです。
どういうことかと言うと、自分の都合でお客さんへのオススメ順位を変えてしまってる人が多いんです。
例えば、
●キャンペーン中の商品ばかり勧めようとする
●利益率の高い商品ばかり勧めている
●売れ残りの商品を勧めようとする
というような感じです。
「あっ、ソレやってる」と思った人も多いと思います。
他の人がやってると「それ、あかんやろ」って気づけるんですけど、自分のことになると全く気づけない人も多いです。
健康食品を販売していた時の実例
僕が配置薬(置き薬)の会社で健康食品の営業をしていた時も、「今月は牡蠣肉エキスのキャンペーン」という感じで、コロコロお勧めの商品を変える営業マンがいました。
お客さんの立場になってもらえばわかると思うんですが、来るたびにお勧めの商品が変わる営業マンって信用できないですよね。
※そのおかげで、ほとんどのお客さんにリピーターになってもらえてました。
「自分が出した評価」は「自分自身の評価」として返ってくる
このブログでも、時折、僕が読んだ書籍などでお勧めの物があれば、紹介させてもらってるんですが、僕は本当に良かった物しかお勧めしないようにしています。
>営業マンなら読んでおいて欲しいオススメ書籍「クロージングの心理技術21」
理由は、僕が紹介したものが「つまらない」ということになれば、僕自身への評価も下がってしまうからなんです。

でも、ネット上では、こういう事を平気でやってる人をよく見かけます。
(自分がイマイチだと思ったのに、人に紹介する)
酷い人になると、試した(読んだ)こともないものを平気で勧めたりしています。
物を紹介するにしても、人を紹介するにしても、自分が紹介したものへの評価が自分の評価にも繋がってくるということを忘れないで下さいね。
まとめ
「お客さんに何を勧めたらいいかわからない」というような新人営業マンの方なら、キャンペーン商品などを決めてあげた方が、一点集中できるので営業力アップのきっかけになりますが、
お客さんと普通に会話ができて、ヒアリング力のある人は、あくまで「お客さんにとって最適なもの」を勧めるということを忘れないで下さい。
お客さんからの信頼を得られれば、どんな物(高額な物)でも売れるようになります。
目先の数字に捉われないようにして下さいね。
投稿者プロフィール

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プライベートな場面で初めて会った人には、「本当に営業マン?」と言われるしまうくらい話すのが苦手です。
大学時代はロックバンドを組んでベースを担当していたのですが、ナンパもできず、合コンに言ってもほとんど話さず、初めて彼女ができたのは26歳という超奥手でした(汗)
そんな僕でも、26年間、様々な業種でトップセールスなどの実績をあげてきました。
顧客心理さえ解かれば、口下手で人見知りでもトップセールスになれるんです。
ノルマが達成できなくて会社で給料泥棒扱いされている。
ストレスで体も心も崩壊寸前。
そんな、あなたをトップセールスマンにするお手伝いをしています。
【主なメディア掲載】
・読売新聞(オンライン版)
「上司に言い付けられた過酷なノルマを克服する方法」
詳しいプロフィールはコチラ→プロフィール
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